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鬱体験記~第5話 どこまで上司?~

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4話目の歓送迎会以降、一方的に険悪な雰囲気な中村代理と木村さん。


そんな空気の中、毎日は過ぎていくのでした。



中村代理が来て約一か月が経過。


最初は「様子見」…という言葉が一番しっくりくると思いますが、周りを見ていた様でみんな同じように接していたみたいです。


僕にもやさしく


「いや~ここ(勤務地)のこと全くしらないからオグ園くんだけが頼りだよ~」


とか仰っていました。


木村さんほんの最初だけですが自然と振舞っていた様子。



しかし、その「様子見」が終わると、態度は一転します。



ちなみに「様子見」というのは完全に使える人間、使えない人間の査定の様な物です。



職員にしろ、お客さんにしろ、使えるものには頭を下げるし、お世辞も言う、逆にはきつく当たる。使えるものにお世辞を使った分のストレスとでもいわんばかりに当たります。


そこで中村代理の中での使える人間と使えない人間はこう分かれたようです。


使える

支店長代理 鈴木

係長 佐々木

女子職員 佐藤




使えない

支店長 田中

女子職員 木村

オグ園



支店の状況としては、支店長一人と代理、係長二人の派閥というほどではありませんが確執がありますので、その力配分として、代理、係長側についていた方が有利と判断したのでしょう。


たしか、中村代理はここに赴任してきてすぐ


「支店長はもうすぐ定年だから花を持たせないとだな」


「代理、係長は支店長と対立して悪影響を出しているから駄目だ」


というようなことを行っていましたが、全く逆の立場をとったようです。


なんとな~く、こうコロコロ変わる人は信じられないな~と見ながら思ってました。


そして、女子職員の佐藤さん。木村さんと比べると仕事は出来ますし、嫌なことがあってもあまり顔にだしません。実際窓口の事務処理になると、佐藤さんが一番支店で詳しいため、中村代理のわからないことも知っているため「使える」側にしたものと思います。




一方の使えないグループ。


支店長は、代理、係長側についている方が都合が良いため使えない側に。支店長の擁護等は一切しなくなりました。

木村さん。背が高い、仕事は佐藤さんに劣る、反抗的(木村さんは嫌なことがあると若干顔にでます。それが気に入らないんでしょうかね…)という理由。まぁ特に背が高いためみたいですが、こちら側に。

僕。多分用済みなんでしょう。最初は右も左もわからないためこっちにも多少気をつかっていたみたいですが、段々必要無いと思い始めたんでしょう。


このころから僕に対しても木村さんに対しても、


「何してんだ、バカヤロー!!」


「ふざけてんのか!?俺のことをバカにしてんのか!?」


が激しくなります。


ちなみにこの言いまわしとかに対して、他の上司はノータッチです。


はっきり言ってこのころには僕は中村代理を「尊敬」は全くできない人間だと思っており、何か言われても「はいはい」という感じで適当に流していました。


結局は今までに書いたような、引越し騒動、車の運転の仕方、無駄に切れて雰囲気を悪くしたりとのこともありますが、



・急に「今日飲んで帰るから明日迎えに来い」「○○だから迎えに来い」(家は逆方向)


・お菓子最安値事件。(中村代理がお金を出して僕にお菓子をみんなの分買ってこいと言ったときに「なんで一番安い店でなんでかってこね~んだよ」とかうんぬんかんぬん…)


・仕事をしない。朝は10時くらいまで新聞を読んでいる。そして15時過ぎくらいからは関係ない電話をしている。なぜか職場でPTAの野球少年団の会計の仕事をしている。


・↑の様な事をやっていて忙しいアピールをしてくる。


そして選択肢的には…

「大変ですね」→「いや~でも俺くらいじゃないと出来ない事だから仕方ないからやってるんだよね~。おかげで昨日も寝る時間も割いてやったんだよ」

「・・・」→「いや~忙しい、忙しい」(チラチラこっちを見ています。)


ドラクエかっ!!上の選択肢選ばないと次に進まんのかい!?


とか思ってしまいます。これが四六時中続くのでいい加減返事に疲れます。






そして一番決定的なのは


・ガソリン配達事件



ある日曜日の晩、時間は大体10時くらい。もう寝ようかな~と思っていた矢先に一本の電話が鳴りました。


「中村代理」



「うわぁ、出たくねぇ~」



と思いながら



「どうせまた明日迎えに来てくれ」とかだろと思い電話に出る。



「あのさ~、今お酒飲んでる??」



「?」


何言ってるんだこの人?と思いながらも僕は基本的に家で酒は飲まないので



「飲んでませんよ。何かありました?」



「飲んでないのか~。そうか~。あのさ~今○○(勤務地から約3~40分くらいのところ)にいて、車のランプついちゃってるんだよね~。…で、どこまで行けるかわからないからガソリン持ってきてくれない??」



「は?」



ちなみに中村代理は世帯持であり、毎週週末には3時間くらいかけて、自宅へ帰っています。


話を聞くと自宅から勤務地に戻ってくる途中にガソリンを入れてこようと思った。→しかし、入れようと思っていたスタンドが9時くらいで閉まっていた→ランプも付き始めた。→どこまで行けるか不安だから来てほしい。



「いや、ランプついてもそれくらい走るだろ…」



と思いつつ、なんかそんな感じのことも説明した気がしましたが



「ガソリン持ってきてくれ」



の一点張り。



仕方なくまだ雪の残る中ガソリンを届けることに。



「ありがとう~こっちも行けるところまで走るから~」



と言い残して電話は切れる。



その話を聞いていたうちの奥さんも切れる。



「いいかげんにしてよ、毎回毎回なんなのその人、私が代わりに行って文句言ってくる!!」


と、多分行ったら間違いなく殴るだろうという状態なので、落ち着かせてとりあえず自分で行ってきました。


ちなみに次の日届けた分のガソリン代は端数分を切り上げて、「どうもね」の一言と一緒に返してくれました。





とか多分これ以外にもいろいろと重なって多分僕も中村代理には割と態度悪かったかな~と思います。


まぁ、話も軽く流していないと切れそうだったのもありますが。





そんなこんなで仕事場ではそんな雰囲気の中、日常生活が続いていきます。


そして次回は…?何の話にしよう…(笑)


仕事場の話の続きか、鬱になったもう一個の要因の話にでもしようと思います。ではまた次回で。

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